薩摩の石組み

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2011年 05月 19日

№42 鶴丸城の石垣とアコウの木

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鶴丸城二之丸の石垣と樹高10mのアコウの木
 鶴丸城に沿った現在の国道10号の「館之馬場通り」には整然とイヌマキの街路樹が植えられ、鯉が泳ぐ石垣沿いの水路やメトロ調のアーク灯は「歴史と文化の道」の命名に相応しい道路景観を提供している。また、石垣に巻き付いたアコウの気根は自然を身近に感じることが出来る貴重なエリアでもある。
 鶴丸城の石垣の石材は溶結凝灰岩で、吉野火砕流堆積物の「たんたど石」(産地・吉野町帯迫より南部の台地斜面)や、加久藤火砕流堆積物の「郡山石」(産地・甲突川上流の郡山町)が使用されている。県立図書館敷地の国道10号沿いの歩道沿いの石垣にはアコウが着生して巨木となっている。アコウは紀伊半島以南から四国、九州、南西諸島の海岸付近に分布し、幹から気根が延びて独特の形態をとる常緑樹である。
                                 【鶴丸城跡保全工事報告書】
場所:鹿児島市・城山町 北緯 31゚35′49″ 東経130゚33′18″
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生命力逞しいアコウの気根は石垣に幅5mも絡みついている  
   
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by ishigaki2010 | 2011-05-19 21:16


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