薩摩の石組み

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カテゴリ:石造倉庫( 10 )


2011年 11月 03日

№135 加治木朝日町・土蔵の基礎石積み

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写真316 朝日町の土蔵は17m×5m     
■アクセスと歴史背景                 
姶良郡加治木町朝日町の国道10号と県道55号栗野加治木線の交差点から国道を小浜方向に約60m進み、性応寺の西側筋に右折して更に約100m進むと白い土蔵が建っている。
 この土蔵は代々鋳物業を営んできた森山家のもので、28代島津斉彬時代から主に奄美の黒糖生産に必要な大釜や機械類を鋳造してきたと云われている。明治8年(1875)西郷隆盛一行が、近くの鍋屋で休憩、昼食をして隼人日当山の温泉に向かったとのことである。なお土蔵は明治37年(1904)に建てられたもので、桁行約17m,梁間約5mの瓦葺き、基礎石積みは6段,高さ1.7mとなっている。  【現地案内文】
場所: 姶良市加治木町・朝日町 北緯 31゚44′04″ 東経130゚40′02″
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写真317 土蔵の基礎石積みは6段,高さ1.7m
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by ishigaki2010 | 2011-11-03 17:27 | 石造倉庫
2011年 11月 02日

№134 旧加治木郷土館の石造倉庫

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写真313 旧加治木郷土館・現加治木町立図書館
■アクセスと歴史背景                 
加治木町本町の国道10号本町交差点から通称かカモダ通りを北方向に約600m行くと仮屋馬場に突き当たる。ここを左折すると、柁城小学校の西隣に加治木町立図書館がある。ここが旧加治木郷土館である。
 郷土館は昭和12年(1937)に建てられ、付属の石造倉庫は間口4m,奥行6m、軒高4m,加治木石を用いた切妻造の桟瓦葺きである。壁石の劣化は全く見あたらず、創建当時の重厚な美しさを保っている。この建物は平成14年に登録有形文化財に指定された。           【鹿児島県の近代化遺産】
場所:姶良市加治木町・仮屋 北緯 31゚44′28″ 東経130゚39′51″ 
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写真314 付属の石造倉庫
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写真315 創建時の美しさを保つ加治木石、軒高4m,13段積み
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by ishigaki2010 | 2011-11-02 14:35 | 石造倉庫
2011年 10月 31日

№130 津貫の石造倉庫

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写真303 津貫のエキゾチックな石造りの焼酎工場
 ■アクセスと歴史背景                 
 南さつま市の市役所前交差点から国道270号を枕崎方向に南下して約8.4km行くと津貫に着く。国道沿いに本坊酒造津貫工場があり、ここに石造りの貯蔵倉庫が建っている。
 この建物の創建年代は不明だが、昭和40年代末に現在地に移築されたとのこと。梁間9.5m, 桁行約30m,壁は14段積み,半円アーチ構造の出入口,2本の扶壁,屋根には左右に塔屋があり、重厚でエキゾチックな意匠構造である。                         【鹿児島県の近代化遺産】
場所: 南さつま市・津貫 北緯 31゚21′29″ 東経130゚17′08″   
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写真304 アーチ構造の出入り口
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写真305 重厚な14段の石積み構造
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by ishigaki2010 | 2011-10-31 09:56 | 石造倉庫
2011年 10月 07日

№96 市来・石蔵

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写真215 いちき串木野市の民家の豪華な石蔵
№96 市来・石蔵  【H20/07/26撮影】
■アクセスと歴史背景                 
いちき串木野市大里の国道270号薩摩渡瀬橋から伊作田方向に約1.5km行くと国道右手の海岸側、松原集落の払山にこの古い石蔵が建っている屋敷跡がある。
 この石蔵のある屋敷には今は住む人も無いが、石蔵と石垣が威厳を保っている。藩政時代の市来郷は参勤交代の街道筋にあたり、市来の港は川薩及び肥前・肥後に通ずる航運の利便を有していた。鹿児島からの船便は鹿児島湾を南下して山川港からのルートは時間、費用もかかるので、市来湊ルートは有利な位置を占めていたと云う。このような状況から市来湊は常に好況を呈し、当時市来湊の名は遠近に響き渡っていたと云う。                            【市来町郷土誌】
場所:  いちき串木野市市来町・松原 北緯 31゚40′35″ 東経 130゚18′04″   
                                             
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写真216 母屋は取り壊されて今は無く石蔵と石垣だけが残った屋敷跡 
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by ishigaki2010 | 2011-10-07 09:23 | 石造倉庫
2011年 08月 28日

№77 志布志の石蔵

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写真174 「志布志産業組合」と刻まれた石蔵
■アクセスと歴史背景                 
志布志市帖の前川左岸志布志漁港から旧県道65号南郷志布志線を南郷に向かって進み、旧権現橋を渡ると志布志産業組合の石蔵に着く。
この前川河口付近は、藩政時代から船奉行所や蔵屋敷が建ち並び、港町として賑わった地区で明治期から昭和初期に建てられたと思われる石蔵が今なお残っている。場所: 志布志市・有明 北緯 31゚28′46″    東経131゚06′23″
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写真175 間口6m、奥行き24mのいまだ堅牢な石蔵
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by ishigaki2010 | 2011-08-28 20:19 | 石造倉庫
2011年 07月 12日

№59 牧園の石造倉庫

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写真132 間口15.2m、妻壁7.8m、軒高6.5mの切石積み構造
■アクセスと歴史背景                 
霧島市牧園麓の牧園小学校前交差点にこの平屋建瓦葺きの石造倉庫がある。
 この石造倉庫はJAあいら牧園支所に隣接して建っており、妻壁に彫られている「牧」の文字から牧園町農業協同組合時代に農協の倉庫として築造されたものと思われる。大正7年(1918)に建てられ、外観からは2階建てに見えるが、中央の帯状瘤出し部には床は無く、下方部の壁には1段置きに小口が見えることから、控え璧付き構造で建物の安定を図っているものと見受けられる。  【鹿児島県の近代化遺産】
場所:  霧島市・牧園町宿窪田 北緯 31゚51′08″ 東経130゚45′18″e0206650_9353747.jpg
写真133 「牧」の彫り込み
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写真134 凝灰岩の切石布積み
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写真135 一段置きに控え璧の小口が見える







   
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by ishigaki2010 | 2011-07-12 09:42 | 石造倉庫
2011年 05月 09日

№37 鹿児島港の石造倉庫群

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店舗に活用されている石造倉庫 大正7年(1918)上棟・間口30m×奥行き35m 

国道214号鹿児島港線のボサド桟橋交差点付近から城南町方向に約300m行くと、進行方向の左側、住吉町一帯に石造倉庫群を見ることができる。
 鹿児島港は薩摩藩時代から奄美、沖縄、台湾、中国等との航路が発達し、明治40年には国の重要港湾の指定を受けている。従って港の背後地には荷物保管場所としての倉庫が必要とされた。現存する14棟の石造平屋建て倉庫群は大正から昭和初期にかけて建造された。石蔵は本来の穀物等農産物の貯蔵庫として使用されいるものがある他、最近では、店舗・喫茶店・食堂等に活用されている。
 【鹿児島県の近代化遺産】 場所: 鹿児島市・住吉町 北緯 31゚35′23″ 東経130゚33′44″    
 
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大津倉庫の南面・21段積み
                      
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by ishigaki2010 | 2011-05-09 18:10 | 石造倉庫
2011年 03月 23日

№25 重富島津家の米蔵

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間口10mの切妻造りの石造建築
鹿児島市清水町の琉球人松から祇園之洲方向に約350m行くと旧重富島津家の米蔵跡に着く。
 この石造の米蔵は大正7年(1917)に建造されたもので、かつて、この地にあった潮音院に由来して現在は潮音館と名付けられ軽食、喫茶店のカフェとして活用されている。店内は石造りの重厚感と木造窓枠がアンチークな雰囲気を醸し出している。                【鹿児島の史と景を歩く】
場所: 鹿児島市・清水町 北緯 31゚36′27″ 東経130゚34′23″
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石蔵の島津家家紋と木枠窓    
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    丁寧な石の加工と布積み構造
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by ishigaki2010 | 2011-03-23 20:47 | 石造倉庫
2010年 12月 30日

№14 尚古集成館  しょうこしゅうせいかん

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尚古集成館は旧薩摩藩時代の機械工場
鹿児島市街地から鹿児島市吉野町の国道10号鳥越トンネルを抜けると、国道左側に磯工芸館がある。その東隣が尚古集成舘である。
 嘉永6年(1853)、第28代薩摩藩主島津斉彬は磯地区に反射炉、造船所、紡績所、ガラス工場などを建設して今で云う臨海工業団地を建設した。尚古集成舘はその時の機械工場跡である。この建物は日本最古の石造工場建築で、元治元年(1864)に着工し翌年3月に完成した。昭和37年(1962)に国の有形文化財に指定され、現在は島津家の遺品や文化財などを展示する資料館となっている。 【鹿児島県の歴史散歩】 場所:鹿児島市吉田町磯 東経130度34分35秒 北緯31度37分02秒
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創建当時はストーンホームと呼ばれた 石材は鹿児島市伊敷の小野石
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by ishigaki2010 | 2010-12-30 11:51 | 石造倉庫
2010年 10月 18日

№4 白金酒造の石蔵

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姶良町脇元のJR重富駅前から鹿児島方向に約200mの旧国道10号沿いにこの石蔵が建っている。
この石蔵では銘柄名「白金乃露」の焼酎が製造されている。製造元の白金酒造は明治2年(1869)創業の老舗である。石蔵は間口11.5m、奥行き約30m、切妻造りの2階建で現在も甕仕込み醸造工場として稼働中である。平成13年に登録有形文化財となっている。   【鹿児島県の歴史散歩】
場所 : 姶良市脇元 東経130度36分49秒,北緯31度42分03秒
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石蔵は切り妻造り、2階建て、間口11.5m奥行き30mで現役稼働中。
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by ishigaki2010 | 2010-10-18 20:01 | 石造倉庫